ご無沙汰しております。
最近、あれよあれよと夏が終わり秋らしい気候になって来ましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
僕は流行りに乗って、風邪を貰いました!笑
風邪を引く事自体本当に久しぶりで、もうかれこれ一年半以上引いていなかったもので中々風邪を引いている事に気づかないという事態で、まさに古い言葉にある「◯◯は風邪引かないという」言葉の通りだなと思わされました。笑
秋花粉の症状とも戦っていたもので、非常に紛らわしいというのもありましたが、喉に来た時に「あ、風邪だ…」と気づきました!笑
思い返せば、数日前に2日連続で雨に当たってしまったなあとか、寝る時の服がまだ夏仕様だったなあとか、思い当たる節がいくつかあり、自分に反省しております。
職業柄、やはり代わりにがいないもので自分が休めば穴を空けてしまうだけになるので、自分の現場が続いている時期じゃなくて良かったと安堵もしておりますが…。
さて、そんな風邪の中ですが、久しぶりにこちらのブログを書かせて頂いた理由があります。
(定期更新しなさいとツッコミが聞こえてきますね…笑)
前回の記事がもうかれこれ2ヶ月前!夏真っ只中でした!
2ヶ月というと、肉体にコミットし始めた方は結果が出ている頃…笑
それだけの月日が経ってしまっていたのですが、こんな感じでもちゃんとサイトへのアクセス等はチェックさせて頂いておりました♪
こんなに間が空いてしまっているのにも関わらず、定期的に覗きに来て下さる方が居て下さるのは本当に幸せな事だなと思います。
ありがとうございます。
ホームページ内ではレッスンの中でやっていく事を一通り書かせて頂いているのですが、正直あまりピンと来ないなあとか、ちょっと本格的過ぎるんじゃないかなとか、色々と思われる方が多いと思います。
実際に、そういったお問い合わせを頂く事も少なくありません。
そこで少し僕からシェアさせて頂きたいなと思い、今回ブログを更新させて頂いているという形です。
前フリが長過ぎる事はご了承下さい。笑
まず始めに、歌を習いたいという方の多くは、というよりも習い事ん始める方の多くは決してプロ志向ではありません。
幼い子どもであれば教養の為であったり、学生の方であれば部活動の為であったり、社会人やその他大人の方にとっては趣味としてであったり
理由は様々ですが、プロになる為に始める人はほぼいないと言っても過言ではありません。
実際に僕が現在抱えている生徒さんの8割以上の方が部活動の為に来られている方であったり、趣味として歌を楽しみたい方ばかりです。
そんな方々が、ホームページに書いてあるような事をやるの?
(体幹トレーニングや、柔軟、表情筋エクササイズ等)
そう思われるかも知れませんが、僕の生徒さんは必ずこれをやられています。
そしてこれは断言出来る事で、皆さん確実に上達されています。
やっているのに上達しなければやらなくなりますから、当たり前といえば当たり前なのですが…苦笑。
疑問を持たれる方のお気持ちもわかります。
健康にはなりそうだけど、それと歌が何の関係があるの?という事ですよね??
まずはその「健康」という所が鍵です。
風邪を引いている最中の僕にはあまり説得力も無いかも知れませんが…笑
これは長く生きて来られている方であればあるほどおわかり頂ける事ですが、何をするにもまず「健康体」である事が最低条件になります。
歌を歌うという事は、皆さんが思っている以上にエネルギーを使う事です。
つまり身体がエネルギーを使える状態でなければ、行う事が難しいのです。
風邪で寝込んでいる時に、歌おうとは思いませんよね?
それに上手く歌えないとも思うはずです。
僕らプロのボーカリストであれば、多少の体調不良でもお客様には気づかれる事なく本番をやり抜く事は出来ますが、それでもやっている当人は違和感を感じながら頑張っている状態です。
勿論、その分消耗も普段より激しいです。
そこまでのレベルを求められたら、「別にプロになるわけじゃ無いのに…」という事が成立すると思います。
しかし、よく考えて頂きたいのです。
ゴルフが趣味の方、ゴルフ雑誌読まれていませんか?
テレビでプロがフォームのレッスンをしている時、皆さん真剣に観ていませんか?
「趣味だからいいんだよ」にはなっていませんよね?
本格的に取り組む方は毎週打ちっ放しに行かれたり、コーチをつけられる方もいらっしゃるでしょう。
歌だって、見よう見まねで出来たら皆さんそうするでしょう。
しかしスポーツとの違いは、見よう見まねでは真似が難しいという所です。
声帯は腹筋や背筋と同じ様に筋肉ですが、目に見えない場所にある為、動きを見て模倣する事が出来ません。
従って、声帯を自由に操れる様になるにはそれなりに時間がかかります。
しかし歌は声帯の筋肉の強さで決まるわけではありません。
声帯だけ強くても、思うように歌えるわけではないです。
声帯周辺の筋肉や、顔周りの筋肉、横隔膜や腹筋、背筋、丹田、柔軟性など、様々な身体の力が合わさる事によって作られます。
先程ゴルフを例に出しましたが、スポーツと似通っている所は、スタイル(フォーム等)は人それぞれでも基本は同じという所です。
ゴルフであればインパクトの瞬間の身体の向き、顔の向きはプロによってそこまで大差がない事と同じです。
その基本という所を作る、それを怠って上達はあり得ません。
僕自身、実はずっとその面から逃げて来ました。
言い方は悪いですが、小手先の技術だけで凌いでいた時期もあります。
でもその分それは自分に返って来ていて、かなりプロのボーカリストとして活動するまで回り道をしてしまいました。
もし僕が、17歳の頃に今のノウハウを持っていたら間違いなく最初に基礎練習を重ねます。
歌が好きですから、当然みんな早く歌いたいです。
レッスンが始まったら、いかに早く歌う時間まで持っていくかを考えるものです。
しかしその結果回り道をしてしまうとしたら、それは有意義でしょうか…?
これはどの事にも通じますが、基礎というのは避けては通れません。
しかし、その多くは地味で、地道にコツコツやらなければならないものです。
そこに楽しさを見出すのは難しいかも知れません。
最初は新鮮だから面白いんですけどね!笑
基礎はプロアマ問わず同じです。
だからこそ、僕はレッスンの中で必ず基礎を最初に教え込みます。
逆に言えば、僕が教える最初の基礎はお家でながら作業的に出来るものばかりです!
毎日のちょっとした時間に行えるものばかりなので、続けられるし、結果が出ます。
お掃除しながらでも、お風呂に入りながらでも、トイレに居ながらも…笑
少々長くなりましたが、やる事全てには理由があります。
歌に限らず、上手な人にも下手な人にも理由があります。
そしてどのレベルの方にも、向上心を持つ権利があります。
その向上心に天井はありません。
僕が講師として出来る事は、その向上心が向かう先へのガイドです。
決して天性の歌声ではない僕自身が経験して、学んで得た事をベースにレッスンの内容を組んでいるので、信じて飛び込んで来て頂ければ嬉しいです♪
これから寒くなりますので、皆さんご自愛下さい。(僕も自分を労わります。笑)
Keito Murakami
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